授乳とミルクは、どちらがいいの?

最近は、こういった質問をよく受けます。

 

「母乳とミルクはどちらがいいの?」

「母乳とミルクの違いは何ですか?」

 

結論からいうと、含まれている物質に多少違いがあるだけで、どちらを与えた方がいいというのはありません。

以下にもう少し詳しくお話ししていきますね。

 

 

【母乳とミルクの違い】

 

母乳とミルクには、赤ちゃんの成長に必要な栄養素である「オリゴ糖」や「脂質」、「たんぱく質」、「乳糖」などが多く含まれているので、どちらを与えてもOKです。

 

両者の大きな違いは何かというと、【免疫物質】が含まれているか否かです。

 

母乳には、免疫物質が含まれ、ミルクには含まれていません。

免疫物質というのは、病気に対抗する物質として非常に有効なものです。

完全に病気を予防することはできませんが、母乳を与えて育てた場合は風邪などを引きにくくなるという報告も一部ではあります。

 

一方で、ミルクにはビタミンKやビタミンDが多く含まれているので、より栄養が豊かに摂取できるともいえます。

 

つまり、母乳にもミルクにも良い面があるということですね。

ミルクの成分も日々研究が進められているので、限りなく母乳に近づいてきています。

状況に応じて母乳とミルクを使い分けると良いのかもしれませんね☆